電気・精密機械を扱う仕事の魅力

電子回路接続技能士の職務内容は?

あまり聞きなじみがないという方も多いかとは思いますが、電子回路接続技能士の職務内容は、様々な電子機器の電子回路を適切に接続する職業であり、幅広い機械の製造過程において無くてはならない非常に重要な職種です。電子回路と一言で言っても、使用する部品は様々であり、抵抗器やコンデンサ、トランジスタなどの各種電子部品についてしっかりとした知識を持たなければなりませんし、それらを適切に効率よく配置及び接続して、スムーズに制御することができるように組み立てなければなりません。そのため、電子回路接続技能士の職務内容には高度な技術と確かな知識が必要になります。

そして、この電子回路接続技能士には国が定める国家資格が認定されており、それぞれの都道府県知事が主体となって資格試験を実施しています。電子回路接続技能士の取得方法としては、受験資格を得るためにまずは3年以上の業務での実務経験を積まなければなりません。ただし、一部の専門学校等の特殊な学歴を保持している場合には必要となる実務経験年数を3年以下に変更できるケースがあるため、もし専門学校を卒業した学歴等を持っているのであれば事前に条件をよく確認するようにしましょう。

難易度別にいくつかの階級が存在する国家資格は多いですが、電子回路接続技能士の資格は1種類のみで、国家資格の中では比較的中級程度の難易度であると言われています。試験の取得方法として、学科試験と実技試験の2つのパートから構成されていることがポイントであり、筆記試験においては電子回路接続法や材料、製図や安全衛生などについての知識を確かめる問題が出題されます。一方で、実技試験の内容としては、プリント配線板に抵抗器やコンデンサ、トランジスタなどの電子回路用の部品をはんだ付けを用いて実際に接続していき、プリント配線板の組み立てまで完成させることが必要です。また、シャーシに電線などの電子回路用部品をネジでとめて、こちらもはんだ付けにより接続して組み立てを行います。実技試験には3時間以上の試験時間が充てられているため、かなり長時間の間集中力を切らさずに作業を行う必要があり、より実践力が求められる試験です。

試験の具体的なスケジュールとしては、受験願書の受付期間は例年4月と10月で、実技試験と学科試験がその2カ月から5カ月後に実施されます。そして、合格発表日は例年10月と3月となっているので、受験する際には1年に2回のタイミングを逃さないように気を付けましょう。

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