電気・精密機械を扱う仕事の魅力

半導体製品製造技能士の職務内容は?

半導体製品製造技能士という職業の職務内容はあまり一般の人には知られていませんが、清潔に維持されたクリーンルームという作業場の中で、自動化された設備や装置や機械などを用いながら、半導体の材料を物理的かつ化学的に処理して加工を施し、最終的には個別半導体製品であったり、半導体集積回路であったりという製品を製造する職種です。この完成物である半導体の回路や製品は様々な種類の電化製品に用いられる大切な部品の1つであるため、実際に半導体製品製造技能士として業務をしている方は職務内容にやりがいを感じることが多いです。

半導体半導体製品製造技能士には国家資格が存在し、取得方法としては、都道府県職業能力開発協会が主体となって実施している指定の試験に合格することで得ることができます。ただし、誰でも受験できるという訳ではなく、難易度別に2級と1級、特級と定められている3つの階級のそれぞれに対して所定の受験資格を満たす必要があります。具体的には、2級を受験するためには2年以上の実務経験が原則必要となり、1級では7年以上の実務経験又は2級合格後2年以上の実務経験が必要で、特級の場合には1級合格後に5年以上の実務経験が必要です。ただし、1級と2級に関しては学歴によって必要な実務経験が異なったり、不要になったりする場合もあるので、まずは自分が受験資格を満たしているかどうかを確認する必要があります。

半導体製品製造技能士の資格の取得方法として覚えておかなければならないのが、筆記の試験だけではなく、実際に手を動かして技術を身に付けていることを示す実技試験があるということです。1級と2級で出題される筆記試験の範囲はおおむね同様となっていて、半導体や半導体製品製造法、製図や安全衛生などに関する基本的な知識や、選択科目として集積回路チップ製造法や集積回路組み立て法に関する知識が問われます。特級の試験範囲は若干異なり、工程や作業、品質や原価などの管理についての知識や、作業指導や安全衛生管理及び環境保全などに関する知識も必要です。実技試験も特級の場合は非常に難易度が高く、1級と2級の実技試験に比べると出題範囲や試験時間等が異なるので、受験する際にはどのような技術が必要か過去問題集などを参考に対策する必要があります。以上のように、半導体製品製造技能士は電子機器の要である半導体を製造する重要な職種であり、国家資格も定められているとてもやりがいのある仕事です。

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